2021年12月25日(土)開催の「ハッピーしんどいコン」について、さいとうさんから頂いた「バケノカワ」のゲーム紹介を掲載します。

ゲームマスターの名前、自己紹介

さいとうと申します。
久々のコンベンションで緊張しています。ひとまずダイスの素振りからやり直します。

何度聞いても、初めて聞いた時と同じように「ハッピーしんどいってなんだ…?」と自問自答します。
その時々で答えのようなものを見つけた気になるのですが、時間が経つとまた答えが変わったりするものです。

今の私が考えるハッピーしんどいは「変えられないものと変わるもの」とでもしておきます。
変えたいと思っても変えることのできないしんどいと、変えようと思って変えることができるしんどい。
どちらも言葉の上では同じ「しんどい」ですが、指している意味合いは違うのではないかと思っています。

そのような言葉の隙間にある感情こそハッピーしんどいなのかもしれません。

システム名、システムの紹介

今回は『誰かのために成り代わるTRPG バケノカワ』というシステムを用意しました。

『バケノカワ』の世界には「ワンダーランド」という不思議な遊園地があります。
あなたはそこでパレードや出し物を考えたり、アトラクションのスタッフとして遊びに来る人々を楽しませるために働いています。

しかし、あなたは他の人には言えない秘密があります。
それは、あなたが童話のような地下世界からやってきた「カイブツ」であるということ。
カイブツは既に死んでしまった誰かの外見である「バケノカワ」を被り、人間のふりをしながらワンダーランドで働いているのです。

「バケノカワ」として外見を譲り受けた際、あなたはある契約を交わしました。
それは、「大切な人たちを悲しませない」ということ。

その契約を胸に、今日もあなたはワンダーランドで働き、多くのお客さんを楽しませているのです。
そんなお客さんの中には、「あなた」は知らないけれど、「もう一つのあなた」――バケノカワが知っている、大切な人もやってきます。

大切な人たちの涙を拭い去るため、あなたにしかできないことをするためにパレードを開きましょう。

対応可能プレイヤー数

3名

TRPG初心者対応可否

可能です

システム初心者対応可否

可能です

プレイヤーが使用するダイス(サイコロ)

6面体3個、10面体3個程度
お持ちでない場合、GMから貸し出しを行います。

使用ルールブック

『誰かのために成り代わるTRPG バケノカワ』ルールブック

キャラ作成、持込可否について

シナリオの主軸となるチェインPCのデータはキャラクター作成時にご説明します。
サポート役であるアシストPCはサンプルキャラを使用予定です。

シナリオ名、シナリオの出典

この手が届いた日(自作)

シナリオのあらすじ、注意事項など

トレーラー

人間ではない従業員が働く不思議な遊園地、「ワンダーランド」。
従業員であるPCたちは今日も遊びに来たお客さんたちを楽しませています。

そんな中、少し神妙な表情を浮かべたお客さんが一人やってきます。
お客さんの顔を見た途端、ふと頭の中で映像が再生されたかのように知らない記憶――バケノカワの記憶が流れてきます。

雨の中、傘もささずにそのお客さんと話している“あなた”
何やら言葉をかわした後、“あなた”が発した一言
「――もう連絡しないで」

全部を思い出すことはできないけれど、確かに“自分”が発した言葉だ。
そのことを思い出したあなたはお客さんを悲しませないため、仲間たちに協力を依頼した。

誰かのために成り代わるTRPG バケノカワ
「この手が届いた日」

注意事項

  • システム上、シナリオの主軸となるチェインPCとチェインPCをサポートするアシストPCに分かれて遊びます。
    配役は当日話し合いで決定しますが、どうしても自分が活躍しないと満足できない方は参加前によく考えてください。
  • ロールプレイがメインとなりますが、クライマックスにはかなり戦術的な戦闘もといパレードがあります。
    パレードの結果次第ではハッピーに至らない可能性もありますので、がんばってください。
  • 当日のセッション時間によってはシナリオの2本目を行う可能性もあります。