2020年8月9日(日)開催の「遊ぶ会生誕5周年祭」について、健太郎さんより「天下繚乱RPG」のゲーム紹介をいただきましたので掲載します。

ゲームマスターの名前、自己紹介

健太郎です。TRPG歴は長いのですが、コンベンション・オンリーのTRPGライフを送っているので、遊ぶ会のようにTRPGコンベンションを開いてくれるサークルには大変お世話になっています。
中でも遊ぶ会は企画コンベンションが多く、「この企画ならどのシステムにしよう?」「シナリオはどんな感じにしよう?」と毎回嗜好を凝らさねばならないので楽しませてもらってます。

システム名、システムの紹介

『天下繚乱RPG』
江戸時代を舞台にした「超時空時代劇TRPG」。
妖異(ようい)と呼ばれる怪物が跋扈し、祟りや怪現象を起こし、更には人に憑りつき羅刹(らせつ)として悪事、悪行を行わせていた時代。
妖異達の長である閻羅王(えんらおう)は各時代に一人か二人しか居ないはずなのだが、この時代「化政」(かせい)は違った。
妖異を討ち、羅刹をも倒せる力を持った英傑(えいけつ)の一人、坂本龍馬が化政より数十年先の幕末に暗殺されたことにより時間と空間が歪む大異変、「時空破断」が起こった。
時空破断の影響で平安の都の怨霊や、戦国の武人、幕末の剣客集団までが化政の江戸に呼び集められ、西洋の偉人、豪傑までもが集う化政の江戸で、宿星(しゅくせい)の導きにより妖異や羅刹と闘う小さき英傑、PC達をセッションするシステム。

対応可能プレイヤー数

3~5名

TRPG初心者対応可否

可能です。
初心者対応でセッションをします。

システム初心者対応可否

可能です。
10年前のシステムですので、「システム自体を知らない」前提でセッションします。
今回のセッションでは黄門様が居ます。PLが5人なら新選組も居ます。

プレイヤーが使用するダイス(サイコロ)

6面体を2個。
増やして使用する場合はゲームマスターで用意します。

使用ルールブック

『天下繚乱RPG』のみ。
追加ルールは使用しません。チャート類を用意しますので、ルールブックの持ち込みは不要です。
所有している方が持ち込みするのはOKです。
ゴールデンルールを採用しますので、最終判断はゲームマスターが行います。

キャラ作成、持込可否について

全てサンプルキャラクターを使用します。

PC1:流浪の剣客。旅の剣士。
PC2:天下のご老公。お供を連れて旅をしているご隠居。黄門様。
PC3:闇を払う者。神職の陰陽師。妖異を退治する者達。
PC4:輝く鬼。鬼の血を継ぐ者。
PC5:壬生の狼。新選組。時空破断で幕末から転移してきた新選組の一員。

シナリオ名、シナリオの出典

「許せぬ悪をなんとする」 サンプルシナリオ
ルールブックに付属するサンプルシナリオ。

シナリオのあらすじ

とある村で悪代官と悪徳商人が私腹を肥やしています。
それは妖異の仕業でもあるのです。
悪代官と悪徳商人を懲らしめて、妖異を退治するシナリオです。

「お代官様。江戸にお戻りの際は是非ともこの越後屋めを……」
「分かっておる、分かっておる。皆まで云うな」
「今宵はお代官様のお好きなものをご用意させてもらいました。山吹色の菓子でございます」
「流石は越後屋。よう、わしの好物を知っておるのう」
「この越後屋。お代官様の事でしたら何から何まで存じております」
「お主も悪よのう」
「いえいえお代官様ほどでは」

旅の剣士であるPC1が街道を歩いていると、茶屋がありました。
一服休んでいると、チンピラがやってきて茶屋の娘にすごんできます。
「今日こそは借金、耳揃えて返してもらうぞ」
「返せねえってんならてめえをもらってくぜ」
こらしめると、
「おぼえてやがれ」
とチンピラは去っていきます。
すると店の奥から、
「げぇっほっ、げぇっほっ。お民やどうかしたのかえ?」
「何でもないよおとっつぁん。さ、薬の時間よ」
「いつもすまんのぅ」
「何云ってんのおとっつぁん。それは云わない約束でしょ」

旅のご隠居PC2がお供を連れて街道を歩いています。
「ご隠居。次の宿は何が名物なんですかね」
「八兵衛はいつもこれだ」
「まったくだ。食い物以外に興味はないのか」
「助さんも、角さんも厳しいなあ。旅の楽しみと云ったら……」
行く手に行き倒れが。
「助さん、角さん。助けておやりなさい」
「た、旅のお方……助けて下せえ……この先の山の奥に……」
「おい、しっかりしろ。どうした、しっかりするんだ」
「ご隠居。こと切れてます」
「うむ。何やらただ事ではありませんな」

ゲームマスター的にはベッタベタな時代劇で行きたいのですが、プレイヤーの皆さんにお任せします。