2019年8月10日(土)開催「遊ぶ会・オブ・ザ・イヤー」について、りょう。さんより受賞コメントと「RuneQuest-Roleplaying in Glorantha」のゲーム紹介をいただきましたので掲載します。

受賞者名(受賞部門)

りょう。(未訳システム普及期待部門)

受賞コメント

思えば、自分が最初にプレイしたシステムは「トンネルズ&トロールズ」でした。最初から翻訳物のRPGを遊んでいましたね。
それから国産のRPGに触れ、遊び続けましたが一番嵌ったシステムはファンタジーでは「ルーンクエスト」、それ以外のジャンルですと「トーグ」でした。そう、翻訳物のRPGなのです。
当時は日本語版だけでなく、もっと世界観について知りたくて未訳のサプリメントも買い、英語が苦手なのに四苦八苦しながら読んだりもしました。
それらのシステムは時が経つにつれて絶版となってしまいましたが、最近になって好きだったシステムが、本国であるアメリカで新作として販売されたのです!
これはもう何とか普及して、あわよくば日本語にローカライズされないかな…と、淡い希望を持っている処です。これまた大好きだったパスファインダーも和訳されましたしね。
今回このような賞を頂いたという事は、それを期待している方もまた少なからずいらっしゃるという事を確信しつつ、受賞コメントを閉めたいと思います。
ありがとうございました。

システム名、システムの紹介

今回用意したシステムは「RuneQuest-Roleplaying in Glorantha」です。
元々の「ルーンクエスト(略してRQ)」はD&Dと同じように、当初はアメリカのケイオシアム社から発売されたTRPGシステムで、1987年には日本語版が発売されました。
残念ながら大分前(1994年)に日本語版は発売を終えておりまして、コンベンションでプレイする機会はほとんどなかったのですが、昨年6月に新作として本国で発売されました!
これは非常に素晴らしい事です…
PCたちはグローランサという背景世界に生きている英雄候補です。
神々はルーンという力を持っているため、人には及びもつかないほどの力を持つのですが、神々に近づくために冒険者たちはルーンの力を追い求め、英雄となるのです。
ルーンを追い求める冒険、ルーンクエストという訳です。

システムの特徴としましては、パーセントダイスを使用して、技能以下が出ると成功になる下方ロール判定です。
クトゥルフ神話TRPGと同じベーシック・ロールプレイング・システムですね。
RQの世界は神々がいるので(理由があって地上への干渉は制限されてますが)、司祭に喜捨を行うことによって人々は魔法を使う事が出来るようになります。
D&Dやソードワールドなら、戦士や魔法使いという職業によって、剣をふるったり魔法が使えたりしますが、この世界では誰でも剣を振り、魔法を使えるのです。
他にも身体の部位別HPや氏族という結びつきも特徴ある物だと言えます。
血と土の臭いがする世界最高峰のファンタジーRPGを楽しんでください!

対応可能プレイヤー数

3~5人

TRPG初心者対応可否

TRPG初心者の方も歓迎です!
ヒロイックなプレイを楽しんで頂きたいと思います。

システム初心者対応可否

システム初心者も歓迎です!
クトゥルフ神話TRPGが好きな方なら簡単に理解できると思います。

プレイヤーが使用するダイス(サイコロ)

10ダイスが2つ(パーセンテージダイスの代わりです)と、20面ダイスを1つ、後は武器のダメージなどによって4面ダイスや6面ダイス、8面ダイスに10面ダイスを使ったりもします。
お持ちでない方には貸すことも出来ますので、安心してください。

使用ルールブック

「RuneQuest-Roleplaying in Glorantha」のルールブックを使用します。

キャラ作成、持込可否について

サンプルキャラクターを使用します。
状況によって生まれ表を振って頂くことも考えております。

シナリオ名、シナリオの出典

「新たなる森」
 旧日本語版のサプリメント「Elder Races Book」に掲載されたシナリオを、RQG用にコンバートしたシナリオを使用します。

シナリオのあらすじ、注意事項など

PCたちは“心材”ペナシルという人物に、とある聖地を守るために傭兵として雇われます。「1週間の間、我々の聖地を守ってもらえれば、正規の報酬を支払おう」と。
彼は一体何者なのか?そうまでして傭兵を雇う理由とは?
そしてPCたちが森の中で出会ったものとは?
RuneQuestと古の種族に興味のある方は、是非参加してくださいね。