2019年2月9日(土)開催「恋愛コン」について、さいとうさんより「ブラッドムーン」のゲーム紹介をいただきましたので掲載します。

ゲームマスターの名前、自己紹介

さいとうと申します。まだぎりぎり20代です。
中学・高校生のころは中途半端な羞恥心を持ち合わせた結果「恋愛ものの音楽なんか聴いてられるか! 俺は(GLAY/L’Arc~en~Ciel/ゆず/ACIDMAN/POLYSICKS)を聴くぜ!」という中途半端な青春を過ごし、その結果として失恋ソングの女王・奥華子さんで号泣する大人に育ちました。
真っ当な方々におかれましては程よいバランスで色々なものを摂取してください。多分私はもうダメです。

システム名、システムの紹介

今回は「ホラーアクションRPG ブラッドムーン」をお持ちしました。
ブラッドムーンがどんな世界観かご説明します。

## TL;DR

怪物「オレサマ、オマエ、マルカジリ」
PC[オレ、オマエ、タオス」

## 長めの説明

ブラッドムーンの楽しみは何といっても「自分の”大切なもの”を懸けたロールプレイを演じる」ことにあります。
勝つか負けるか、生きるか死ぬか。その演出を通じて「盛り上がる」ロールプレイを積み上げていく。そのことが楽しみの中心とも言えます。

相手は人間を物理的に、または精神的に喰らい尽くす怪物です。

とあるきっかけで”目覚め”しまったPCたちは怪物を視認することができるようになります。
その結果、「狩人(ハンター)」となり、”目覚め”ていない人々を守り、街を怪物たちから守り抜く使命を負うのです。

狩人は怪物を獲物とし、自分や他人の「大切なもの」を守るために。
怪物は人間を獲物とし、自らの「理想」を実現するために。

互いに策略を張り巡らせながら幾夜が過ぎ、満月の夜になると怪物は真の姿を現します。
月明かりが煌々と街を照らす中、怪物と狩人は互いの「命」を懸けて最後の決戦を行うのです。

セッション開始前、プレイヤーには自分が守り抜きたい「大切なもの(【幸福】)」を設定してもらいます。
防衛手段もありますが、時にはかけがえのない友人が”破壊”されることもあるでしょう。
そんな絶望を怪物への憎しみに変え、心の痛みをロールプレイに変えて盛り上げていくのがブラッドムーンの醍醐味です。

信念を持ったPCを演じたい方、絶望に挫けない姿を演出したい方にはお勧めです。

ちなみに、冒頭の発言を現代語にし、丁寧語にすると下記のようなイメージです。

怪物「(モノビースト・ヴァンパイア・魔女)を代表して私が宣言いたします。私が生きる上であなた様の存在はたいそう不快であり、不必要なものと判断いたしました。
 よって只今よりあなた様の大切なものを破壊し、蹂躙し、嬲り、絶望させたうえで最後にお命を頂戴いたします」
PC「貴殿の意向も十二分に考慮いたしましたが、残念ながら今回はご意向の採用を見送らせていただきます。来世での貴殿のご多幸をお祈り申し上げます。では死ね」

対応可能プレイヤー数

3〜5人(推奨4〜5人)

TRPG初心者対応可否

可能です。TRPGに恋をしよう。

システム初心者対応可否

可能です。ブラムンを愛してください。

プレイヤーが使用するダイス(サイコロ)

6面体を2〜4個。貸出可能です。

使用ルールブック

「ホラーアクションRPG ブラッドムーン 基本ルールブック」
「ブラッドムーン サプリメント ギルティウィッチーズ」
を使用します。

キャラ作成、持込可否について

サンプルキャラを使用します。
ルールブックを所持しており、時間内に製作可能な方は当日作成/持ち込み可能です。
持ち込みの場合、初期作成相当のものとします。また、シナリオの都合上一部アビリティを入れ替えていただく可能性があります。

シナリオ名、シナリオの出典

「Will you kixx me ?」(自作シナリオ)

シナリオのあらすじ、注意事項など

## TL;DR
「ギルティウィッチーズ」から「概念戦闘」を適用します。
ちなみに怪物の正体は「魔女」、皆さんは私立高校の関係者です。
シナリオ幸福もありますので使いたい人はどうぞ。

## 長めの説明

今回の怪物は”魔女”。他の血生臭い奴らとは一線も二線も違う少女です。
彼女が目指すのは「願いが叶う楽園」の実現。辺り一帯がケーキに変化するような、そんな甘い世界を願っています。

“魔女”は中学生が見るような、気になるあの人とキャッキャウフフする夢を現実の世界で実現したいだけなのです。
甘い世界を作り上げるのに、吹き飛ぶ肉片も骨が折れる音も、飛び散る血飛沫もいりません。
魔女にかかればすべてが「概念」として不思議な世界に代わります。

例えるならば不思議の国のアリスのような、「魔女が作り出す異世界(に見える空間)」での戦闘です。
クラッカーが舞い散り、ポッキーが折れ、身体の一部がワインに代わる、そんな空間での戦闘を行ってもらいます。

これが「概念戦闘」です。甘い世界ですが、戦闘なので死ぬときは死にます。それも割とあっさりと。

“魔女”の特性は人間が持つ「考えはするものの、実現するとまずい願い(【背徳】)」を叶える力があるというもの。
「5000兆円欲しい」という願いに対しては「ATMを破壊すれば――」という【背徳】、
「絵が上手くなりたい」という願いに対しては「人気絵師の腕を食べれば――」という【背徳】が存在します。

これはPCである魔女狩人(ハンター)も例外ではありません。
自分の心の内に秘めた甘い蜜のような誘惑に抗いながら、魔女が考える人間には不都合な「楽園」を破壊する。

それが、今回PCに課せられる使命です。それでは、頑張ってください。

・トレーラー

## TL;DR
概念

## 本編

ここは何の変哲もない、ごくごく一般化されたとある高校。
今日は2月10日。
男子生徒は妙にそわそわ、前髪をいじりながら女子にやさしく話しかけ、
女子生徒は教室の隅っこに集まって何やらコソコソ話し合う。
そんな、ごくごく一般的な時間が流れる教室。

耳を澄ませば「あの人に贈る」とか「自分で作る」とか、
なんだかよくわからないけれど、みんなとっても楽しそう。

それならば、私もあまーい”あれ”、作っちゃうね!
みんなで食べて、幸せになろうね!

ホラーアクションRPG ブラッドムーン
「Will you kixx me?」

――今、私が楽にしてあげる。