2017年12月2日(土)開催「ハッピーしんどいコン」について、MiRAさんより「モノトーンミュージアムRPG」のゲーム紹介をいただきましたので掲載します。

ゲームマスターの名前、自己紹介

MiRAと申します。どうぞよろしく。
いつも仙台のコンベンションでは楽しくGMさせてもらっています。
様々なTRPGを遊んでいる雑食なのですが、今回のハッピーしんどいコンでは皆さんの考えるしんどい物語や、悩みぬいた上のRPを見ることが出来そうで楽しみにしています。

自分は井上純一作品、特に天羅万象やビーストバインドシリーズをよくプレイしていますが、

キャラクターの生き様をロールプレイすること、
自分だけの物語を生み出し他人とせめぎ合うこと、
正解だけじゃなく、間違いやすれ違いも物語として楽しむこと

なんかをゲームの中で表すことが出来たらと思います。

システム名、システムの紹介

「モノトーンミュージアムRPG」

ファンタジーやメルヘンの世界を舞台に、幸福な物語を守る「紡ぎ手」たちと悲劇を生み出す「異形」たちとのRPGです。
世界の理を示す「御標(みしるべ)」が神によって語られ、人々はそれに従うことでハッピーエンドを迎える世界。
その御標を自分のエゴの為に歪める異形を討伐することが基本的なスタンスとなります。
おとぎ話とは違う、生命を持ったPCたちが何を守るのか。一緒に物語を紡ぎましょう。

対応可能プレイヤー数

3~5人

TRPG初心者対応可否

歓迎します。

システム初心者対応可否

歓迎します。

プレイヤーが使用するダイス(サイコロ)

6面ダイス2~10個ほど

使用ルールブック

  • モノトーンミュージアムRPG (基本ルールブック)
  • インカルツァンド
  • トレイメント  他

プレイヤーの方は持っていなくても大丈夫です。

キャラ作成

サンプルPCを使用します。

シナリオ名、シナリオの出典

「屍火追いの 影を切り取る まぼろしの」(自作シナリオ)

今回予告

夏の狭間の日の前夜、ひときわ昏く影を伸ばす死者たちを送る祭りの日
美しい白亜と白樹に囲まれた街並みを、蒼き炎が揺らめき照らす魂還りの夜

争いが、厄災が、世界のほつれが世に現れると、それは穢れた死者の魂によるものとされた
彷徨い出た亡霊をせめて安らかに、狭間の河へと送ることが出来るのは
この世ならざる神の手か、世界から逸脱した紡ぎ手たちのみ

しかして、ほつれ生む少女がもたらす御標はこの街の全てを切り取っていく
「姉さんこそが…狭間へ還るべきなんだ」

モノトーンミュージアム「屍火追いの 影を切り取る まぼろしの」
――かくして、物語は紡がれる

ハンドアウト

各PCには以下の設定が付きます。

PC1:戦死して蘇った屍人
PC2:街に住む童子
PC3:旅の裁縫師
PC4:戦から生還した戦人
PC5:街に住む其達

PC1

パートナー:ロザリア=ミルション
感情:好意
クイックスタート:闇夜のよみがえり

君は死より蘇った屍人だ。隣国との戦で命を落とした君は、この世に再び舞い戻る。
しかし、君の帰還を歓迎する場所は何処にも無かった――
失意の君を迎えてくれたのは故郷の街の為に祈りを捧げる巫女・ロザリア。
しかし神のもたらした御標は、少女と街を切り取って行く。屍人である君の心は何を望むのだろうか。

PC2

パートナー:セドリック=ミルション
感情:不安
クイックスタート:小さな英雄

君は白葉の街に住む童子だ。夏の狭間のお祭りは、子供たちが何よりも楽しみにしている安息日だ。
けれど君には、一緒にいたい友達がもう一人いる。戦を逃れて街を離れていった泣き虫のセドリック。
その彼が再び街へとやって来た、誰にも言えない秘密を抱えて。君は悩んでいる友達を助けることにした。

PC3

パートナー:アリア・B・コロラトゥーラ
感情:信頼
クイックスタート:針の魔女

君は旅の裁縫師だ。とある戦場で異形と対峙した君は、憎悪をまき散らす漆黒の怨霊を討伐した。
だがしかし、異形が倒れても穢れたほつれの気配は消えることは無かった。
何処かにほつれの原因となっている存在がいるはずだ。君はその正体を突き止める為に調査を開始した。

PC4

パートナー:ウィリアム=アスター
感情:懐旧
クイックスタート:守護の騎士

君は近隣諸国に名を馳せた戦士だ。御標がしろしめす左の地にあっても、人々の争いが絶えることは無い。
大きな戦を終えて、古い戦友を訪ねて祭りに来てみれば、忌まわしい屍人が街に混乱を呼び寄せている。
だがしかし、街をあげての屍火追い祭りには不可解なこともある。君は事の真相を確かめることにした。

PC5

パートナー:PC2
感情:庇護
クイックスタート:奇妙な隣人

君はきままに暮らす其達だ。人間と距離を取った関係を保っているが、ことある事にトラブルに首を突っ込むのがクセだ。
人間たちが歪んだ御標に翻弄されている時も、見ちゃおれんと手助けをする。
かつて知り合ったPC2は幼い子供でありながら、人々を救うために奔走している。キミはまた手助けをすることにした。