2017年12月2日(土)開催「ハッピーしんどいコン」について、TERA生まれさんより「ゲヘナ~アナスタシス~」のゲーム紹介をいただきましたので掲載します。

【2017/11/27】「キャラ作成について」の記載を変更しました(当日作成から、ゲームマスター作成のクイックスタートキャラ使用に変更となります)。

自己紹介

TERA生まれと申します。
初めてのコンベンションGMですので緊張しますが、精一杯に楽しんでいこうと思っております。

さて、「ハッピーしんどいとは何ぞや?」と問われますと様々な言葉が浮かびますが、その全てを端的に表すのならば「『-100』の不幸を『0』に戻す努力」です。
その努力は正解のない問いかけや、自分の過ちにぶつかった瞬間に試されるものです。
そしてそれらを乗り越えてようやく、有り余る不幸は、ほんの少しだけ光を浴びるのです。その細やかな光がしんどいに見つかるハッピーなのでしょう。
もし光も見つからなかったら?
その時は笑って誤魔化しましょう。

システム名

アラビアンダークファンタジーTRPG ゲヘナ~アナスタシス~

システム紹介

『ゲヘナ~アナスタシス~』とは地獄を舞台にしたTRPGです。
一国丸々が叩き落とされたこの地獄には魔獣や死霊、あなた方を地獄に突き落とした張本人である邪霊など様々な悪意が跳梁跋扈しております。
あなた方にはそのような存在と戦うことの出来る唯一の存在、『享受者』になっていただきます。
超常の力を宿したその身を地獄から抜け出すために使うのか、或いはなにかを守るためにつかうのか。全てはあなた方次第でしょう。

地獄が舞台というだけあって、プレイヤーに対して情け容赦のない世界観になっております。生きる気力も失ってしまいそうな世界で足掻いてみたい方には是非是非、お勧めしたいです。

対応可能プレイヤー数

3~4人(推奨4人)

TRPG初心者対応

システム初心者対応

使用するダイス(サイコロ)

6面体8~30個

使用ルールブック

基本ルールブック、獄王顕現、魔星降臨、幻洋奇譚(幻洋奇譚はサマリーのみのお取り扱いとなっております)。

キャラ作成、持込可否について

キャラクターはこちらで制作いたしましたクイックスタート(ランク50)を使用していただきます。
すでにキャラを作成された方がいらっしゃいましたら申し訳ございませんが、その分、セッションを濃密な時間にできるよう尽力いたしますのでご了承くださいませ。

シナリオ名

『さよなら歌姫』(自作シナリオ)

今回予告

ここは歌の街『サリア』。
歌と舞踊が好きなある種族とそれに集まった人々の手で作られた比較的新しい街である。
今日、かの街に『歌姫』が誕生した。
歌と家族と友人を愛し、同様に愛された歌声は純潔、純真無垢、清廉潔白など、様々な言葉に例えられる。

その清らかな歌声故に、あの日に街は滅びた。

死と再生を繰り返す街『サリア』にようこそ!
とびきり真っ赤なレイトショーで……
『お出迎え』して、差し上げよう。

ゲヘナ~アナスタシス~
「さよなら歌姫」

純潔とは潔癖
無垢とは無自覚
清廉と潔白は我が身可愛さ
自己愛の塊

ハンドアウト

以下、PCに付与される設定です。

PC1

コネクション:歌姫 ショレフ=シャーディーン/救済

ショレフ=シャーディーンは君にとって大切な友人だ。歌を愛し、家族を愛した彼女はいつからか歌手を志し、享受者である君とは別々の道を歩んだ。風の噂で彼女が歌手として大成した話を聞いて数週間後、彼女のいる街が異常な状態であることがわかった。直後、君に依頼が入る。「サリアの異常について調査せよ」久しく会っていない顔が君の脳裏を駆け抜ける。

PC2

コネクション:失踪した享受者 ラザック=ジャファド/信頼

君が信頼する仕事仲間であるラザックは不器用な男だ。仕事をきっちりこなすが、無駄な会話を嫌う付き合い難さを持つ。そんな彼は最近、輪を掛けて付き合いが悪い。「女ができたんだ」なんて噂が流れ始めた頃、彼が「サリア」という街に数か月程度の視察に行ったきり連絡が途絶えてしまった。「駆け落ちした」という周囲の声など君の耳には入ってこなかった。

PC3

コネクション:館長 ナーセル=ランベル/腐れ縁

昔、君にナーセルは夢を語った。「僕はいつか名だたる歌手や踊手を束ねる劇団を作るんだ!」彼はその言葉を違えることはなく、「サリア」という街で劇団を作り、今では劇場の管理者をしているらしい。君が思う限り彼は順風満帆だ。そんな彼と会ったある日、彼は壊れたように連呼していた。「劇場を守らなくちゃ劇場を守らなくちゃ劇場を守らなくちゃ…」

PC4

コネクション:支部長 ラティーフ/忠誠

「サリアという街の出入りがおかしい」君の上司のラティーフは脱力し切った様子でぼやいた。曰く、ある時期から街に入った人間が街からずっと出ていないのだ。商隊が数か月以上サリアで足止めを食らっているらしい。派遣した享受者も帰って来ない。「そんな訳だから君を中心に捜索隊を組むよー」彼女は脱力したままそう言った。寝耳に水だった。