2017年12月2日(土)開催「ハッピーしんどいコン」について、ととねさんより「ブレイド・オブ・アルカナ リインカーネーション」のゲーム紹介をいただきましたので掲載します。

ゲームマスターの名前、自己紹介

ととねと申します。
人生には苦難・失敗・試練・迷走が付き物。
そんな中にあっても、ベストと言える選択を、そうでなくてもより良い選択肢を選びとって行く、ハッピーと言える結末を掴み取るその姿が美しいと思います。

システム名、システムの紹介

ブレイド・オブ・アルカナ リインカーネーション

中世ヨーロッパをモチーフとしたハイデルランドと呼ばれる世界で、PC達は刻まれし者(聖痕者)と呼ばれる英雄となり、悪逆の限りを尽くす闇の眷属(殺戮者)を打ち破るという作品です。
このゲームのPC達は既に英雄と呼ばれる強さを持っています。
一人で一軍と対する事も不可能ではないでしょう。
そういった、一般的なファンタジー作品の「冒険者」という枠を飛び出した、ドラマチックでヒロイックなセッションを楽しみたいという方にお勧めです!

対応可能プレイヤー数

2~4人

TRPG初心者対応可否

システム初心者対応可否

プレイヤーが使用するダイス(サイコロ)

20面体のダイスを3~4個ほど、10面体のダイスを2個ほど(キャラクターによっては10個以上使う事があります)

使用ルールブック

  • ブレイド・オブ・アルカナ リインカーネーション
  • グラウンド・オブ・ヴァラー
  • クラウン・オブ・イビル

キャラ作成、持込可否について

原則サンプルキャラクターを使用します。
初期キャラクターでハンドアウトに適合するのであれば持ち込みも検討します。

シナリオ名、シナリオの出典

「輪廻の果て、その答え」(自作シナリオ)

アクトトレーラー

人生とは、課題との直面の連続である。
それは、現実の世界を生きる我々もそうであるし、
ハイデルランドの世界を生きる英雄も、その敵である闇の眷属達も同様である。

時に運命や宿命とも言える流れに飲み込まれることもある。
時に天運や巡合せとも言える流れに乗る事もある。

そんな中で、人を超える力を持つ、英雄と呼ばれる者達が、
自らの宿命に、運命に、輪廻を超えた縁に、どう向き合うのか。
運命に従って、自らの半身と光の道を歩もうとするのか。
宿命に従って、自らの半身とも言える存在を断罪するのか。
由縁に従って、自らの半身とともに闇に堕ちるのか。

ここに、永き時、幾転生を経て対峙し続ける二人の人物と、
寄り添う一人の人物が居る。
彼らは最後には敵として対峙し、
そして、どちらかが倒れて次の転生へと受け継がれる。
時には戦場で出会った好敵手として、
時には師匠と弟子の関係として、
時には無二の親友として、
時には対立する家同士の子供として。
そして、寄り添う者は常にその二人の側に居た。

此度二人は双子として生を受けた。
貴方が聖痕を宿し、宿命を自覚した時にはもう片割れは隣には居なかった。
果たして、貴方は自らの片割れを断罪することが出来るのか。
それとも、他の道を選ぶのか。

“永遠の恋人”はその結末を待っている。

ブレイド・オブ・アルカナ
「輪廻の果て、その答え」
アルカナの刃よ、闇の鎖を打ち砕け

ハンドアウト

PC1用ハンドアウト

因縁:◎アルベリヒ(orアルベルタ)/自身
推奨サンプルキャラクター:遍歴の騎士
推奨アルカナ:ディアボルス

あなたは奇妙な宿命に囚われている。
ある時は親友同士、ある時は師匠と弟子、またある時は恋人だったり、対立する家同士の子供だったりする一人の人物と常に共にあった。
様々な出会い方をし、意気投合し、切磋琢磨し、友情愛情を何度も確かめあった仲だ。
だが、最終的には仲違いをし、決闘にてどちらかが倒れて終わるのであった。
今回は双子の片割れとして生まれた。
これまでずっと縁が続いてきたとはいえ……肉親、しかも自らの半身となったのは初めてだ。
あなたは、今までと同様に切り捨てる事が出来るのだろうか。
それとも、二人揃って光の道を模索することが出来るのだろうか。
あるいは、闇の誘惑に負け、二人で安寧を貪る事になるのだろうか。
この度の転生でその結論を出さねばならない。あなたはそう直感した。

PC2用ハンドアウト

因縁:◎アルベリヒ(orアルベルタ)/奇縁
推奨サンプルキャラクター:聖職者
推奨アルカナ:マーテル

あなたは奇妙な宿命に囚われている。
今回の転生では『PC1』と『アルベリヒ(orアルベルタ)』と名乗る人物、つまり、その二人と永い年月を共に転生し、その側に居た。
ある時は二人の教師、ある時はどちらかの従者、またある時は二人の幼馴染だったり、単に気の合う仲間だった事もある。
あなたはこの二人の仲を取り持とうとしたのかもしれないし、逆にどちらかを独占したいと思ったのかもしれない。
この度、二人は双子として転生した。
あなたはこれが最後のチャンスだと感じた。
あなたは二人とどういう道を選ぶのか、それを決めなければならない。

PC3用ハンドアウト

因縁:☆“憎悪する刃”シュトゥルムヴィント/怨敵
推奨サンプルキャラクター:巡回士
推奨アルカナ:レクス

貴方は“憎悪する刃”と呼ばれる魔剣を追っている。
それは、憎しみと絶望を振りまく災厄。
その災厄がフライザッハの街に潜伏していると言う情報を掴んだ。
かの魔剣が人を誘惑し、殺戮を始める止めなければならない。
そう決意した貴方はフライザッハに向けて歩を進めた。

PC4用ハンドアウト

因縁:☆“永遠の恋人”パラモル/奇縁
推奨サンプルキャラクター:放浪の賢者
推奨アルカナ:アクシス

貴方は一組の魔神に目をつけられている。
“永遠の恋人”パラモル。
愛欲と愛情の魔神と呼ばれ、人々の愛情・恋心を弄ぶ邪悪な存在だ。
そんな彼らが貴方の夢で囁く。
「永い時を愛憎に塗れて転生してきた子達が居るよ。彼らを眺めるのはとても楽しかったけど、そろそろ終わりにしようかと思うんだ。最後に、彼らがどんな道を選ぶのか気にならない? もちろん、君が介入するのを僕たちは止めない。きっとその方が面白い事になるからね。じゃあ、期待しているよ」
と、一方的に伝えて消えていった。
魔神の思惑に乗るのは癪ではあるが、無視するのは悪手であろうと思った貴方は、フライザッハに向かった。

注意事項など

今回はハッピーしんどいコンと言う事で、かなりハードな内容となっております。
NPCとどういう結末を迎えるのか、どういう結末を望むのか。
シナリオに沿った展開だけでは、ハッピーエンドは望めません。
自らシーンを作りだし、光明を見つけ出してこそハッピーエンドが訪れます。